神戸市灘区で頻発する屋根の点検商法!被害に遭いやすい人の特徴と対策

「近くで工事をしている者ですが、お宅の屋根が浮いてますよ!」
「このままだと雨漏りしますよ。無料で点検します!」
神戸市灘区では近年、こうした「屋根の点検商法」と呼ばれる悪質な訪問営業の被害が増加しています。
篠原北町・灘南通・原田通・都通・高羽町など、築年数が20年以上経過した住宅が多いエリアでは特に狙われやすく、
「つい話を聞いてしまい、高額な屋根工事の契約を結んでしまった」
という声も後を絶ちません。
この記事では、
- 屋根の点検商法とは何か?その手口
- 被害に遭いやすい人の特徴
- 実際の灘区でのトラブル事例
- 自衛するための具体的な対策
- 信頼できる業者の見分け方
まで、地元密着で丁寧に解説していきます。
神戸市灘区でも増えている「屋根の点検商法」とは?

■ 点検商法とは?
「点検します」と声をかけ、実際には屋根の状態を正確に診断することなく、
不安をあおって不必要な工事を勧める訪問販売手法のことです。
とくに屋根は、一般の方が見て確認するのが難しい場所。
その“見えない不安”につけこみ、以下のような典型的なセリフで近づいてきます。
■ よくあるセリフの例
- 「瓦が浮いてます。今すぐ直さないと危険です」
- 「このままだと雨漏りしますよ、無料で見ましょうか?」
- 「火災保険を使えばタダで直せます」
- 「今なら足場代無料でできるんです」
実際に屋根に登らせてしまうと、わざと瓦をずらされたり、問題がない場所に過剰な不安を煽られたりする被害も報告されています。
神戸市灘区での実際の被害事例

■ 事例①|高羽町・80代女性宅で「緊急工事」名目の高額請求
突然訪れた業者に「今すぐ直さないと大変なことになる」と言われ、
現金で40万円を支払ったものの、後日別業者に確認してもらったところ、
「実際には補修の必要すらなかった」と判明。
■ 事例②|篠原中町・60代夫婦「火災保険が使える」と誘導され契約
「全額保険で出ますから」と言われ契約。ところが、保険会社に確認するとそもそも対象外の工事だった。
業者とは連絡がつかず、キャンセル料だけ取られてしまったという事例も…。
被害に遭いやすい人の特徴

点検商法のターゲットには共通点があります。次のような傾向がある方は、特に注意が必要です。
🏠 ① 高齢の一人暮らし・夫婦世帯
→ 「よくわからないから任せてしまった」
→ 「息子や娘に相談せず契約してしまった」
🏚 ② 築20年以上で一度も屋根点検をしたことがない
→ 「たしかに古い家だし…」と不安に感じやすく、言葉を鵜呑みにしてしまう
📜 ③ 火災保険で屋根工事ができると聞いて関心がある
→ 悪質業者は“火災保険”を餌に話を持ちかけてくる
→ 実際には申請が通らない工事でも、「いけます」と押し切るケースも
😓 ④ 以前に小さなトラブルを経験していて心配性
→ 過去に雨漏りや瓦の落下があった方は、「また起こるかも」と言われると断りづらくなる傾向があります
点検商法に引っかからないための5つの対策

✅ 1. 知らない業者を家に上げない
どんなに親切そうに見えても、「突然の訪問」で来た業者を屋根に登らせるのは絶対にNG。
一度屋根に上げてしまうと、勝手に工事を始めたり、壊されたりするトラブルも。
✅ 2. その場で契約・支払いはしない
「今だけ」「この場限り」というセリフは危険信号。
契約は必ず家族と相談し、複数の業者の見積もりを取ったうえで判断しましょう。
✅ 3. 火災保険の申請を業者に“丸投げ”しない
火災保険の申請は、虚偽申請や過剰請求になると契約解除や訴訟の対象になることもあります。
保険対応に慣れた信頼できる業者に相談のうえ、自身で保険会社と確認をとることが重要です。
✅ 4. 市の消費生活センターに相談する
「契約しちゃったけど不安…」「話の内容がよく分からない」
そんな時は、神戸市の**消費生活センター(078-371-1221)**へすぐに相談を。
クーリングオフや中途解約のサポートもしてくれます。
✅ 5. 地元で実績のある専門業者に定期点検を依頼
日頃から信頼できる業者に点検してもらうことで、訪問業者の嘘に惑わされなくなります。
無料診断を行っている地元密着業者も多いため、相見積もり感覚で気軽に相談してOKです。
信頼できる屋根業者の見分け方

チェック項目 | ポイント |
所在地 | 神戸市内に事務所があるか(灘区内ならなお安心) |
許可・資格 | 建設業許可、屋根工事業などの登録があるか |
実績公開 | ホームページに地元の施工事例や口コミがあるか |
保険対応 | 火災保険のサポート実績があるか |
しつこくない対応 | 無理な営業や当日契約の催促がないか |
よくある質問(FAQ)
Q1. 「近所で工事中なんですが…」と訪問された場合、信用してもいいですか?
A. 基本的には警戒してください。
その場で契約や点検を求めてくる業者は、点検商法や訪問販売トラブルの典型例です。近所で工事をしているという根拠も確認できないことがほとんどです。まずは名前・会社名・所在地を聞き、名刺をもらってから判断しましょう。
Q2. 「無料点検」と言われたらお願いしても大丈夫ですか?
A. 訪問営業による“無料点検”は安易に受けないでください。
信頼できる業者による無料点検は有益ですが、突然の訪問での申し出は注意が必要です。 点検後に「すぐに工事が必要」「このままだと危険」などと不安を煽り、高額な契約を迫る手口が多く報告されています。
Q3. 点検を断ったのにしつこく居座られました。どうすれば?
A. その場で退去を求め、それでも帰らなければ警察に通報しましょう。
特定商取引法では、訪問販売での居座りや威圧的な営業は違法行為に該当する可能性があります。毅然とした態度で「契約の意思はありません」と伝え、録音や証拠の保全も有効です。
Q4. 火災保険で屋根修理が“無料になる”と言われました。本当ですか?
A. 条件を満たせば保険で補償される場合もありますが、“必ず無料”は誤解です。
火災保険が適用されるのは自然災害(台風・突風・雪害など)による損害が明確な場合です。経年劣化や虚偽申請は対象外で、申請が通らなければ全額自己負担になります。
「保険が出るから今すぐ契約しましょう」は危険な誘導です。
Q5. 点検してもらったら「瓦がズレている」と言われました。すぐに直すべき?
A. 他の業者にも確認してもらいましょう。
屋根の状態は、写真付きの報告書と第三者の診断で比較するのが安心です。悪質な業者は「ズレている」と言って実際には問題がない箇所を指摘することもあります。信頼できる業者に改めて見てもらい、冷静に判断しましょう。
Q6. 契約してしまった後に不安になりました。取り消せますか?
A. 訪問販売での契約は、契約書を受け取ってから8日以内であればクーリングオフが可能です。
契約書の控えを確認し、特定商取引法に基づく表示が記載されていれば、文書またはメールでクーリングオフ通知を出しましょう。
困った場合は、神戸市消費生活センター(078-371-1221)に相談してください。
Q7. 被害を未然に防ぐにはどうすれば?
A. 普段から信頼できる地元業者に屋根の点検を依頼しておくことです。
点検商法の多くは「屋根の状態がわからない」という不安につけこみます。事前に定期点検を受け、屋根の状態を把握しておけば、不安を煽る言葉に流されにくくなります。
Q8. なぜ神戸市灘区で点検商法が多いのですか?
A. 築年数が経過した戸建て住宅が多いため、業者にとって狙いやすい地域だからです。
灘区は昭和40〜50年代に建てられた住宅も多く、屋根の劣化が進んでいるケースも多いため、「修理が必要そうな家」を見つけやすい地域です。住宅密集地も多く、短時間で訪問営業を繰り返しやすい環境でもあります。
Q9. 点検商法にあいやすい家族の特徴はありますか?
A. 高齢の方や一人暮らし世帯、小規模な戸建て住宅が狙われやすいです。
「ご主人はおられますか?」「一人暮らしですか?」などと家庭状況を探ってくる業者もいます。ご家族と同居している場合でも、日中は高齢者だけが在宅している時間帯を狙われるケースが目立ちます。
Q10. 本当に信頼できる屋根業者を見分ける方法はありますか?
A. 地元での施工実績・建設業許可・写真付き報告書・見積書の明瞭さなどがポイントです。
さらに、「契約を急がせない」「火災保険の過度な押し付けがない」「相見積もりに応じる」といった業者は信頼性が高いです。灘区での口コミや施工事例があるかを事前に確認すると安心です。
専門家コメント|株式会社マックスリフォーム 松本和也

「近所で工事中なんです」「無料で見ますよ」と言ってくる業者の多くは、地域とは無関係の“営業回り業者”です。
特に神戸市灘区では、築30年を超える住宅が多く、狙われやすい傾向にあります。
まとめ|点検商法を防ぐ一番の対策は「情報」と「備え」
神戸市灘区では、屋根や外壁のメンテナンスが必要な時期にさしかかった住宅が多く、
その“不安心理”を利用した悪質商法が後を絶ちません。
しかし、次の3つを意識するだけで多くのトラブルを防ぐことができます:
- 突然の訪問営業には乗らない
- 屋根点検は信頼できる業者に依頼
- 契約は必ず家族・複数業者と相談のうえで
お問い合わせ

株式会社マックスリフォーム
公式サイト: https://maxreform.co.jp/
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