神戸市東灘区のトタン屋根にカバー工法は可能?施工条件と費用目安を徹底解説

トタン屋根

「築30年の家。屋根が錆びてボロボロだけど、全部剥がして葺き替えるのは高そう…」
「できれば手頃な費用で、屋根をきれいにしたいんだけど…」

こうしたお悩み、神戸市東灘区にお住まいの方からよくいただきます。

特に森北町魚崎南町、住吉本町などの築年数の経過した住宅が多い地域では、トタン屋根の劣化に直面するケースが目立ってきました。

そこで注目されているのが「カバー工法」です。
屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ね張りすることで、費用や工期を抑えつつ機能性をアップできる工法です。

ただし、すべてのトタン屋根に適用できるわけではありません。

この記事では、神戸市東灘区の住宅事情をふまえながら、トタン屋根にカバー工法が可能かどうかの判断基準や、費用目安、施工の流れについて詳しく解説します。

目次

トタン屋根とは?神戸市東灘区に多い理由

トタン屋根とは、薄い鋼板に亜鉛メッキを施した屋根材で、軽量・安価という特長から、1970〜1990年代の木造住宅に多く採用されてきました。

神戸市東灘区にトタン屋根が多い理由

  • 古くからの住宅地が多い(例:御影町・甲南町)
  • 阪神大震災後の応急修理で簡易的に葺かれた屋根が残っている
  • 海が近く潮風の影響で劣化しやすい地域性

このような背景から、屋根のサビ・穴あき・雨漏りといったトラブルが東灘区で多発しています。


カバー工法ができるトタン屋根・できないトタン屋根

「屋根の上から新しい屋根を重ねられるなんて便利!」
とはいえ、トタン屋根であればどんな状態でもOKというわけではありません。

【OK】カバー工法が可能なケース

  • サビや劣化はあるが、屋根の下地がしっかりしている
  • 雨漏りがあっても部分的で軽度
  • 過去に重ね葺きされていない(=二重屋根になっていない

【NG】カバー工法が難しいケース

  • 屋根下地が腐食・雨漏りで著しく劣化している
  • 野地板や垂木が歪んでいる
  • 既に一度カバー工法をしている屋根
  • 建物の構造が重さに耐えられない(築50年超・基礎に問題)

【チェックポイント】

屋根の状態は外から見ただけでは分かりません。
現地調査で内部の下地や構造材までチェックすることが重要です。


神戸市東灘区で実際にあったカバー工法の事例

<住吉宮町の事例>

  • 築年数:約35年
  • 施工理由:サビ・雨音がひどい/見た目も悪くなってきた
  • 施工内容:トタン屋根 → ガルバリウム鋼板でカバー工法
  • 工期:3日間
  • 費用:約90万円(足場含む)

屋根の下地は比較的しっかりしていたため、下地補強+新しい屋根材を重ねて対応。
遮音性・断熱性が改善され、住環境も快適に。


トタン屋根カバー工法の施工の流れ

現地調査・劣化診断

まずは専門業者が現地を訪れ、屋根の状態を詳細に確認します。
サビの進行具合、屋根の傾斜、下地の強度、雨漏りの有無などをチェックし、カバー工法が適用可能かどうかを判断します。下地の劣化が進んでいる場合は、葺き替えなど別の工法を提案されることもあります。

足場の設置・安全確保

工事中の作業員の安全を守り、周囲の建物や車両への影響を最小限に抑えるために、足場を設置します。
この段階でメッシュシートを張るなど、近隣への配慮も重要です。

下地の補強・防水シートの施工

既存のトタン屋根の上から新たな防水層を作るために、まず防水シート(ルーフィング)を全面に張ります。
また、劣化が見られる部分の
野地板や垂木の補強
もあわせて行い、長期間安心して過ごせるよう下地を整えます。

新しい屋根材(例:ガルバリウム鋼板)を施工

防水シートの上から、ガルバリウム鋼板などの軽量屋根材を葺いていきます。
屋根形状に合わせて加工しながら、しっかりと固定していくことで、美観と防水性を両立させます。

棟板金・雨仕舞いの処理、仕上げ清掃

屋根の頂上部にある棟板金の設置や、雨水が正しく流れるようにする雨仕舞いの処理を丁寧に行います。
最後に細かい仕上げ作業と清掃を行い、工事完了です。


神戸市東灘区での費用目安

工事項目内容費用目安(税込)
足場設置高所作業のため必要約15〜25万円
カバー工法本体屋根材・施工・防水シートなど約6,000〜8,000円/㎡
合計(40㎡の屋根)約80万〜100万円前後

※状態や屋根形状、使用材料により変動します


トタン屋根カバー工法のメリット・デメリット

メリット

  • 撤去費不要でコスト削減
  • 工期が短い(平均2〜3日)
  • 廃材が少なく環境にもやさしい
  • 断熱・遮音効果がアップ

デメリット

  • 下地が劣化していると対応できない
  • 屋根が重くなる(構造への負荷増)
  • 将来のメンテナンスで解体費用が増える可能性あり

カバー工法を検討するなら、信頼できる業者選びが鍵!

神戸市東灘区では、海風や台風の影響で屋根にダメージが出やすいため、地域の気候特性を理解した業者に依頼することが大切です。

業者選びのチェックポイント

  • 屋根の構造までしっかり点検してくれるか
  • カバー工法だけでなく、葺き替えとの比較提案もできるか
  • 建設業許可を取得しているか(信頼性の証)

よくある質問(FAQ)

Q1:カバー工法でどの屋根材が使われますか?
→ 多くは軽量で耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」が使われます。

Q2:雨漏りしていてもカバー工法できますか?
→ 軽度であれば可能ですが、下地の状態次第では葺き替えが必要です。

Q3:工事中に雨が降ったらどうなりますか?
→ 防水シート施工後に雨に備えるため、雨天でも基本的に問題ありません。


まとめ|神戸市東灘区でトタン屋根の劣化にお悩みなら

  • トタン屋根のカバー工法は、屋根下地が健全な場合に有効なリフォーム手法です。
  • 撤去費が不要で、費用を抑えて機能性を改善できるのが大きな魅力。
  • ただし、劣化が進んでいるとカバー工法が適用できない場合もあるため、まずは専門業者による調査が重要です。

神戸市東灘区で「屋根が古くなってきた」「費用を抑えた修理方法を知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせ

株式会社マックスリフォーム

公式サイト: https://maxreform.co.jp/
本社所在地:〒564-0053 大阪府吹田市江の木町5-24 フェスタ江坂401
神戸支店:〒657-0836 兵庫県神戸市灘区城内通4-2-31栄ビル南棟211

✉メール無料相談はこちら

お問い合わせはこちらから!

私たちは単なる家づくりではなく、
あなたの人生をより豊かにする住まいづくりのパートナーでありたいと考えています。
ぜひ、あなたの想いをカタチにするお手伝いをさせてください。

ご質問、ご相談、見学のご予約など、お気軽にご相談ください。

目次