神戸市東灘区でウレタン防水を検討中の方!適したケースと費用相場を解説

ウレタン防水

神戸市東灘区は、六甲山からの山風と瀬戸内海由来の湿気・塩害の影響を受けやすい都市部で、防水性能の劣化が早まりやすい地域です。

特にベランダや屋上、防水層(陸屋根)がある住宅・マンションのオーナー様は、「ウレタン防水」を検討されるケースが多くあります。

この記事では、

  • ウレタン防水とは何か
  • どんなケースに向いているのか
  • 東灘区の気候がもたらす影響
  • 費用相場と費用を左右する要因
  • メンテナンス時期・寿命・保証
  • 信頼できる業者の選び方

などを深掘りしていきます。初めての方にも分かりやすく、最適な判断ができる内容になっています。

目次

ウレタン防水とは?特徴とメリット・デメリット

ウレタン防水の特徴

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ね、継ぎ目のない一体膜状の防水層を作る工法です。ベランダや屋上など、複雑な形状でも施工しやすく、柔軟性と密着性に優れる防水材です。

メリット

  • 継ぎ目がないため水漏れのリスクが低い
  • 複雑な形状(曲線・立ち上がりなど)にも対応しやすい
  • 軽量で既存の構造に負担をかけにくい
  • 塗膜の厚さを変えることで耐久性調整が可能

デメリット

  • 紫外線劣化に弱いため、トップコートの定期塗布が必要
  • 広い屋根よりもベランダ・バルコニーなど小面積向き
  • 既存の防水層上に重ねる場合は下地の状態確認が重要
  • DIYには高度な技術と安全対策が必要

神戸市東灘区の気候がウレタン防水に与える影響

ウレタン防水は万能に思われがちですが、地域ごとの気候特性によっては、その性能や耐久年数に違いが出ることもあります。

神戸市東灘区特有の環境下では、以下のような影響が見られます。

■ 瀬戸内海由来の塩害で金属部やトップコートが劣化しやすい

東灘区は海に面しており、塩分を含んだ風が吹きつける地域でもあります。

これにより、防水層を保護するトップコートや、周囲の金属部材(ドレン・笠木など)に腐食や劣化が発生しやすくなります。

特にウレタン防水は紫外線と塩分に弱いため、トップコートの劣化が早まる傾向があります。

塩害対策としては、塩害に強いトップコート材の採用や、定期的な清掃・再塗装が必要です。

■ 六甲山からの吹き下ろし風で端部の剥がれが起きやすい

六甲山から吹き下ろす強い風雨や突風も、ウレタン防水の劣化を進める要因になります。

特に、屋上やバルコニーの立ち上がり・端部・ドレン周りでは、風で雨水が強く吹き込むことにより、防水層のめくれや剥離が起こるリスクがあります。

このため、施工時には端部処理の丁寧さや、補強布の使用が非常に重要になります。

■ 夏と冬の温度差がひび割れ・硬化劣化を招く

東灘区は冬の最低気温が氷点下になることもあり、夏場には35度近くまで上昇します。

この大きな寒暖差によって、ウレタン樹脂は膨張・収縮を繰り返し、次第にひび割れや硬化劣化が進行する可能性があります。

特に築10年以上経過している場合や、下地の動きが大きい構造では、可とう性(柔軟性)の低下によるクラック(ひび割れ)に注意が必要です。

■ 集中豪雨時に排水が滞ると劣化が加速する

夏のゲリラ豪雨や台風による短時間の大雨も、ウレタン防水には過酷な条件です。

排水口やルーフドレン付近に水たまりが長時間残ると、防水層がふやけたり浮きが出たりすることがあります。

とくに排水口周りの施工不良がある場合、そこから水が入り込んで躯体内部の腐食や再施工リスクにつながることも

こうした事態を防ぐには、定期点検と排水経路の清掃を習慣づけることが非常に重要です。


ウレタン防水が適しているケース

ウレタン防水は、さまざまな防水工法の中でも「柔軟性・軽量性・コスト」のバランスに優れた工法です。

特に、以下のような条件を持つ住宅や建物では、その特性が最大限に活かされます。

■ ベランダや狭小な屋上など施工面積が小さい場合

東灘区の住宅には、コンパクトなベランダや狭い屋上スペースを備えた家が多く見られます。ウレタン防水は塗るだけで施工できるため、こうした狭小スペースでも足場やシート展開の手間なく対応できます。

■ 複雑な形状・構造にフィットしやすい

出窓・ドレンまわり・段差や突起物の多い屋根など、構造が入り組んだ場所にも対応可能です。液状の材料をローラーやコテで塗り広げる工法なので、細かい部分まで密着性高く施工でき、雨水の浸入を隙なくガードします。

■ 既存の防水層が軽度の劣化で済んでいる場合

完全なやり替えを必要とせず、既存の防水層の上から塗り重ねできるのもウレタン防水の強みです。軽度のひび割れや摩耗程度なら、「部分補修+ウレタン塗布」で防水機能を復元可能。費用も抑えられ、工期も短縮できます。

■ 軽量性・価格・将来のメンテナンス性を重視する方に

ウレタンは非常に軽量な塗膜型防水なので、建物に負荷をかけたくない方にも最適。また、他の防水工法と比べて初期費用がリーズナブルで、後々トップコートの再塗布で延命できるため、長期的なメンテナンスがしやすいのもポイントです。

■ 施工直後に排水を確保したい現場にも便利

液状で塗るウレタン防水は、勾配のある屋根や排水口周りにもなじみやすいため、水はけを早く回復させたい現場に向いています。雨天が多い神戸市東灘区では、早期の排水機能回復が求められる場面も多いため、有効な工法です。


ウレタン防水の費用相場(東灘区設定)

工事内容面積目安相場(税別)
ウレタン防水(2層・トップ含む)10m²程度約8万〜15万円
既存防水層撤去+全面改修10m²程度約15万〜25万円
排水口まわり補修2万〜5万円
トップコート塗布のみ10m²約2万〜4万円
追加防水層(保護範囲の拡張)1万〜3万円/部位

※ 養生費・足場費・下地処理費は別途。
※ 東灘区の施工実績をもとにした目安です。


工事の流れと注意したいポイント

現地調査・打ち合わせ

水溜まりや排水チェック・下地状態確認

高圧水洗浄・下地調整

汚れ除去・ヒビ補修など

プライマー塗布

接着性向上のための下塗り

ウレタン塗布(1~2層)

防水膜の塗り重ね

トップコート塗布

紫外線・耐久性防護層

水張り試験

施工後の防水確認

➡ 特に施工後1週間以内の水張り試験は必須です。


保証・メンテナンスとウレタン防水の寿命

ウレタン防水はメンテナンス次第で長持ちする防水工法ですが、定期的なチェックと適切な補修が欠かせません。

ここでは、神戸市東灘区でウレタン防水工事を検討されている方に向けて、「保証内容」と「メンテナンスの目安」、そして「劣化のサイン」について詳しく解説します。

■ 保証期間は10年が一般的(条件付き)

信頼できる業者によるウレタン防水工事では、最長10年の保証が付くケースもあります。ただし、保証を受けるには一定の条件があります。

  • 所定の膜厚(1.5mm以上)を確保していること
  • 高耐候型のトップコートを使用していること
  • 定期的な点検・再塗布を行っていること

これらを満たしていれば、万一のトラブル時にも安心して対応を受けられます。

■ トップコートは3〜5年ごとの再塗布が推奨

ウレタン塗膜を紫外線から守るトップコートは、3〜5年ごとに塗り直すのが理想的です。トップコートが劣化すると、下地のウレタン層まで劣化が進行しやすくなり、防水性能が著しく低下します。

定期的なトップコート再塗布は、防水層の延命処置ともいえる重要なメンテナンスです。

■ 全体の塗り替え目安は5〜7年

ウレタン防水は5〜7年ごとに全体の塗り直しを行うことで、20年程度まで性能を維持できます。

東灘区のように海風や塩害の影響を受けやすい地域では、やや短めのサイクルで点検・再塗装を検討するのが無難です。

■ 劣化のサインを見逃さない

以下のような症状が現れた場合は、すぐに専門業者に点検を依頼しましょう。

  • 塗膜表面の「ふくれ」や「膨らみ」
  • 防水層の「浮き」や「剥がれ」
  • 細かな「ひび割れ」が目立つ
  • 表面が「粉を吹いたような状態」になっている
  • 足で歩いたときに「ペコペコ」感がある

これらを放置すると、雨漏りの原因や建材の腐食へとつながるおそれがあります。


信頼できる業者の選び方

松本和也

ウレタン防水工事は、見た目だけでは品質が判断しづらいため、業者選びが非常に重要です。以下のポイントを押さえることで、施工後のトラブルや追加費用のリスクを減らせます。

1. ウレタン防水の実績が豊富か確認する

ウレタン防水はシート防水と違い、「塗膜の厚み」や「乾燥時間の管理」など職人の技術が品質を左右します。

過去の施工事例を見せてもらえるか、東灘区周辺での実績があるかなどをチェックしましょう。

2. 防水性能の水張り試験を実施してくれる

施工後に防水効果を確認する水張り試験(水張テスト)を実施するかどうかは、業者の責任感と丁寧さを測る指標です。

「やっていない」「必要ない」と言われた場合は注意が必要です。

3. 使用材料・仕様書の説明が丁寧である

どのメーカーの材料を使うのか、何層で塗るのか、プライマーはどれか、トップコートの種類は何かなど、詳細を説明できる業者は信頼性が高いです。

専門用語を噛み砕いて説明してくれるかも重要な判断材料になります。

4. 保証内容を明確に契約書へ記載している

「10年保証」と口頭で言われても、書面に明記されていなければ無効です。

保証期間や保証範囲(施工不良、材料不良など)について、必ず契約書に記載してもらいましょう。

5. 東灘区での口コミや評判が良い地元密着業者を選ぶ

地元で長く営業している業者は、口コミ評価やリピート率の高さが信用の証です。

Googleマップや施工事例サイト、地域掲示板などで「神戸市東灘区 ウレタン防水」などのキーワードで検索し、評判をチェックしてみましょう。


よくある質問(FAQ)

ウレタン防水は住宅全体より一部だけでも使えますか?

はい。ベランダ・カーポート屋根・庇など、部分補修にも適応可能です。

工期はどれくらい?

10m²程度のベランダなら2〜3日程度で完了します(水張り試験含む)。

DIYで塗装できない?

高所・排水部位などは危険ですので、DIYはおすすめできません。

雨天の場合どうする?

乾燥が必要なため施工中の雨は作業延期となります。梅雨時期はスケジュール注意。

他の防水工法との違いは?

シート防水より柔軟で継ぎ目がないが耐久性は低く定期補修が必要。シートより安価です。


まとめ

  • 東灘区の湿潤・塩害・風雨環境において、ウレタン防水はベランダや小面積に適した選択肢
  • 費用は10m²で約8〜15万円が相場
  • 継続的なトップコート補修が寿命持続の鍵
  • 水張り試験や施工後の保証内容を確認して、業者選びも慎重に

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